「水で病気治る」と宣伝 主婦ら販売会社を提訴
記事:共同通信社 提供:共同通信社【2008年5月22日】
「水で病気が治る」とだまされ、高額の器具を購入させられたとして、北海道などの主婦ら6人が21日、福岡市の健康器具販売会社バイオシーパルスなどに計約1億円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。
バイオ社は「返品には応じるつもりだが、病気が治るなどと宣伝したことはなく、法に従って販売している」と反論。商品説明書にも「健康維持、増進の手助けを目的とし、病気の治癒や改善を約束するものではない」と明記しているという。
訴えによると、バイオ社は「波動の伝わった水を飲むと効能がある」などと虚偽の説明をして、10万-60万円台の器具などを販売。購入後、商品を転売すればするほど利益が上がるとうたい、大量に購入させることもあった、としている。
高知県の主婦長谷川洋子(はせがわ・ようこ)さん(43)は提訴後、会見し「最初は障害のある子どものために買った。転売する際には『障害が治る』などと宣伝させられた」と話した。
原告代理人の内田雅敏(うちだ・まさとし)弁護士は「原告らを含め全国で約80人、計2億円相当の被害があり、詐欺容疑での刑事告訴も検討中」としている。
*****
80人で2億円か。
お金持ちがいるものだ。