前防衛事務次官・守屋武昌被告の初公判の冒頭陳述

前防衛事務次官・守屋武昌被告の初公判の冒頭陳述で
検察が読み上げた。

日帰りゴルフ接待が361回で1800万円相当、
料亭などでの飲食がついた宿泊ゴルフ接待が31回761万円相当。
ほとんどが妻同伴で、、さらに妻はブランド品の供与も受け、
息子の借金返済や娘の留学費用まで融通してもらっていた。

前次官は、「特定企業に便宜供与をしたことはない」と反論。
「金額については、争う」という。

一方、防衛省若手幹部は、不祥事でも知名度が上がればいいと語るのだという。

朝日新聞「官僚」横田由美子

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日本も変わったなあと思うのは、
このあたりである。

ここまでの事件を起こして、
組織に迷惑をかけたからには、
死んでお詫びをというのが昔の身の処し方で、
それをとどめるために苦労したものだろう。

それが今は裁判所で、「便宜供与なしと主張」「金額については争う」というのだから、
やはりまったく別の国に成り果てている。

役人が変質してしまっている。

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江戸時代なら切腹だっただろう。
現代は、きちんと本人の弁論も聞く。いいことだ。進歩した。