中国の一人っ子政策がもたらしたわがまま振りが次のように描かれている。
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一人っ子として大切に育てられてきたシャオズー(女)は、部屋の片づけをしたりご飯を作ったりといった家事労働に関しては、てんで苦手。
さらに、一人っ子独特の、我(が)が強すぎて譲歩するということを知らない二人は、たとえば、どちらかが新しい携帯を買うことになると自分も新しいのに交換するし、どちらか一方がMP3プレーヤーとかデジタルカメラとかを買うことになると、自分も同じものを買おうとし、パソコンでさえ一人に一台ずつという感じで、何でも対等に持たないと気がすまない。
こんな風だったから、ささいなことで衝突し、結婚1周年記念の日には、すでに離婚証書を手にしていたのだった。
自分は自分、相手は相手と、割り切っているから、食事などのときの割り勘精神が、家庭の中にも染みこんでいるのである。
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中国ばかりではない。日本にもたくさんいる。