自宅での血圧モニタリング+患者ウェブサイト利用+インターネットを通じた薬剤師の管理支援

自宅での血圧モニタリング+患者ウェブサイト利用+インターネットを通じた薬剤師の管理支援
によって血圧コントロールが十分にできたとの
米国の報告。このようなケアモデルを検討しつつあるということだ。

自宅で血圧を自分で測定し、
食事の塩分などについてサイトを読み、
さらに季節ごとの注意点などをサイトでチェックして、
月に1回程度薬剤師、保健師、看護師などにネット上で相談して、
年に1回程度医師の診察を受ける、
そんな程度にすれば、財政負担は安く済むだろう。

血液検査と尿検査も、近くのコンビニに自分で持ち込んで、
結果をネットで配信してもらい、アドバイスを受け取れば、
それで安上がりにできる。

コンビニに眼底写真自己撮影装置でも置けばいいだろうし、
頚動脈エコーを置いて自分で写真を撮ればいい。
うまくとれない人は仕方がないが、
これで間に合う人もいるだろう。
骨密度なんかは簡単だ。

高血圧、高脂血症、糖尿病の範囲は、
自己責任で、できるところまで自分でするという選択も作ればいい。
今までどおりに、通院する人もいてもいい。

何か見つかったときには手遅れということも多くなるだろうが。

手遅れだろうがなんだろうが徹底的に治療するとすれば、
まめに早期発見に努めたほうが安上がりになる。
これが従来の日本型モデルだ。

今要請されている「安上がり」は、
手遅れだったら、それなりに、と言うことらしいので、
本当に安上がりになってしまうらしい。

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考え方としては、
食品を売る人、食料品店とレストランであるが、
定期的採血、採尿、細血管変化像、血圧測定、体重側底、
などを義務付け、個人カードに記録してもらう。
販売するときには、一ヶ月以内の
血圧、コレステロール、血糖値が合格でないと、自由な買い物はできない。
支障のある人には、専用の食品が推薦される。
無理強いはしないが、安く買えるように誘導する。
肉だけ買う人には魚も推薦し、野菜も推薦する。
こうすると、食糧を買うためには、少し走っておかなきゃということになる。

そうならないように願いたいが、
ほとんど可能になっていて、実現直前のような気がする。

寝た時間や起きた時間、消費カロリー、吸収したカロリー、
そんなものまでたぶんすぐに管理可能である。

個人データが蓄積されてくれば、
次の旅行はどこに行って、
どんなことで楽しみ、どんな食事をして、
どんなお土産を買ってくればいいか、
推薦がたくさん並ぶだろう。
そしてそれは実に便利で楽しいものになるはずだ。
現在のアマゾンの推薦サービスの延長だと思えばいい。
個人情報を提供すれば、分析も、推薦もあっという間で、
各企業は無駄な広告をやめて、
テレビという存在が大きく変化するだろう。

結果として確かに健康で長生きできるだろう。
楽しいかどうかは疑問である。

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専門的な話で言うと、
児童思春期に、適切な生育環境にない子供がいて、
その場合には、その子の親は、
世間の親は、子供の遠足にどのような用意をしてあげるものか、
よく分かっていない。
そんな時、その親の流儀でやらないで、
子供の個人情報を読み込ませて、
適切な指示をもらい、親はその通りに実行するということにすれば、
子供の不利益はかなり防げるような気がする。

そんな標準的なサービスなんか無視してもっとすばらしい子育てをするという人はそれでいいが、
どうすればいいのだかよくわからない人には、
そのようなガイダンスがあると便利だと思う。

親とは言っても、自分の事だけで精一杯の人たちも多いものだから。