30分で処理は完了 何でも役に立てる

夢から覚めてここはどこだと思い
なんて暑いんだと思い
一瞬の後に理解が戻っている

そして夢とはまた違った意味でひどい現実が
生きる元気を押しつぶす

まうそういっても仕方ないので
しばらく横になって夢を反芻する
これが精神療法なんだなと思いつつ
夢の断片を反芻して消化吸収する

何だって自分の役に立ててやるという
貪欲さである

相手がワニだろうとプレパラート標本だろうと
イメージ展開で処理する

プレパラートは実体は限りなく薄く、
イメージだけの存在ともいえるようで、
考えてみれば、
面白い
実体なのに顕微鏡の中のイメージなのだ

30分で処理は完了

昔だったら
夢違い観音様にお祈りするところだ