同棲時代

ふたりはいつも
傷つけあって くらした
それがふたりの
愛のかたちだと 信じた
できることならあなたを殺して
あたしも死のうと思った
それが愛することだと信じ
よろこびに ふるえた
愛のくらし 同棲時代

同棲時代  大信田礼子