朝日新聞で汚染米について特集。
・農水省は問題のある米を金を出して買っている。おかしい。
・農水省は工業用にしか使えない米を食用米の販売会社「三笠フーズ」に売っている。おかしい。
・厚労省は食品衛生法違反に問わなかった。おかしい。
・農水省や自治体は「基準値は超えているが、健康被害の心配はない」と主張している。おかしい。
・農家と消費者の間に、農協、卸、仲卸が入り、利益を得ている。おかしい。
・「カネ」しか見えなくなった日本は、おかしい。
・三笠フーズは1キロ9円で事故米を買った。ブローカーを転々とし最後には370円になった。実際の米は動いていない。伝票操作だけで利ざやを稼いでいる。おかしい。
・買い手がいないのに国が無理に流通させようとした。そこに悪徳業者がつけ込んだ。おかしい。
・朝日新聞のその紙面の下には広告が二本。
「グルコサミン+コンドロイチン」と「すっぽん」。
この紙面を構成した広告係のユーモア・センスのよさに拍手。
農水省も厚労省も文句を言わず、結局消費者が泣くという、立派な批評になっている。