これはふざけた話なので本気にしないで聞いてください。
振り込め詐欺がある。
組織化されていて、通帳を用意する部隊とか、携帯を用意する部隊とか、
どういう台詞を言うかトレーニングする部隊、さらには支払い方法を進化させる部隊があった。
財形貯蓄とかやっていたらおもしろい。
ピラミッド型組織という。
でもこんな風にして、もう国家経済は破滅の危機ですと言って、税金をまきあげるのは国税庁で、大して代わり映えしないようでもある。
たとえば、振り込め詐欺グループが、前に100万円貸してもらっていた人が、破産しそうで、いますぐ100万円返したいんだ、だから午前中に振り込んでというのは、
翻訳すると、
ずっとお世話になっているアメリカが破産しそうだから今すぐ金が必要で、医療福祉の予算2200億円も削りますと言うのと似ている。
交通事故起こしちゃって相手のことが入院した、お金を300万円払えば会社には言わないでくれると言うから、すぐお願いというのは翻訳すると、
妊産婦が病院を断られて、やっと搬送先が見つかったけれど、手術の甲斐もなくなくなった。こんなことではみんなが安心して暮らせないから、消費税を10%にするというのと同じだ。
要するに徴税人の論理と同じなのだ。
ここまで大嘘だが、続ける。
国家とは、国民から当たり前のように徴税して、その一部だけを国民に還元し、残りの大部分を自分たちで山分けするための組織である。
やっていることは同じなのだから、
悔い改めた振り込め詐欺グループは、
国税庁の徴収用紙の代わりに、電話をかけて、大変だ、医療費が足りないのでお宅の子どもさんの医療がなくなります、小児科医も確保できませんと、オレオレ式に説明して、ひとり400万円位ずつ納めてもらえばいい。
徴税能率のいいグループが国家を名乗ることができて、来シーズンの徴税ルールを決めることができる。
振り込め詐欺に警察が本気になるのも、
それが国家や徴税と重なるからではないのか。
詐欺団はまだ国民のためにいいことをやっていないけれど、
金持ちから巻き上げた金で
貧しい人の生活を守となれば、
もう立派な社会主義政府である。
あなたの息子さんが年金を滞納しているので年金が破綻します。すぐに支払ってください。
えーと、これは詐欺団だっけ、国家だっけ。