一言で未熟な人格と呼び、
それだけで実際共有できるものが多くあるのであるが、
もう少し分かりやすく言えないだろうかと考えてみる。
わがままとか衝動的とか甘えとか利己的、冷酷、自己顕示的、感情の易変性、一貫性のなさ、
これらが一応挙げられる。
しかしこれらは、場面によっては適応的な態度でもあるのだ。
だからこれがあるなしでは決められない。
不適切な場面で上のような側面を出してしまうなら、やはり未熟というべきである。
ある場面で、自分の性格傾向の中のどの面を出していいのか、
どの面は出してはいけないのか、
その判断がきちんとできること、
これが人格の成熟である。
できないのが人格の未熟である。