大麻

新聞によると

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大麻は常習性があり、妄想や幻覚を引き起こし、
乱用をやめても後遺症が残る。
感覚が鋭敏になり、気分が高揚する体験を忘れられず、
繰り返し使い、生活が壊れていくケースが多いという。

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大麻は危険ではないとか、
所持が認められている国もあるとか、
たばこに比べて安全だとかいわれるらしいが、
おかしな話である。
大麻もたばこも危険に決まっている。

どこかの国で貧困故かどうか栽培して輸出しているのも問題である。

また、最終的には個人の責任だといわれればそうなのであるが、
周囲の人を巻き込むことがあるし、
妊娠の可能性のある人は胎児への影響を考える必要があると思う。
このような観点からは完全に自己責任の範囲とは言えず、
社会が全体で考えるべき問題である。

経済力の低下がいわれて、
その延長で医療や福祉の財源が削られている。
お年寄りがどのようにして死んでいくか、直視しない人が多い。
経済力の低下の原因としては、就業人口の減少があり、
労働意欲の低下があり、学習意欲の低下があり、
それ以前の根本的な変化というか劣化があるのではないかと議論されたりしているのであるから、
やはり一つ一つの問題を丁寧に考えていく必要がある。

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ここまでは当然のこととして、
「気分が高揚する体験を忘れられず」
の部分は確かに問題だと思う。

地道な日常生活が耐えられなくなるとして、
どうしたらいいのか、
困った問題なのだ。

人生はこつこつ歩くしかないのに。

大麻とは関係ないが
躁状態と軽躁状態は「気分が高揚する体験を忘れら」ない部分があるので、
かなり困る。
気分が高揚しているときは危ないのだと
学習して欲しいのだが、
その学習回路は壊れているらしい。