事実の周辺をマスコミは伝えるが、
それは権力側からすれば、犯人へのメッセージであり、言論の誘導である。
マスコミ自体からすれば、視聴率の確保であり、提供会社への配慮である。
ただそれだけで番組は制約され構成される。
それを編集権という。
独自報道と言えるような特ダネはないようで、
専門家と名乗る人たちが半分眠りながら無意味なことを自己防御的に述べている。
何も述べなければ安全であるがそれでは商売にならない苦しいところなのだろう。
マスコミは独自の視点もなく論理の展開もなく、
思考停止になり、当局の発表を反復するだけのようだ。
特に初日の夜9時の解説者はあまりにもひどく、
こんな人たちがニュースを書いているのかと思うと、
二度と視聴料を払いたくなくなった。
質問する側もただ共通点は何ですかと何度も繰り返し、
この人たちは思考停止してると思わせた。
慌てるのは分かるけれど、
プロなのだから、せめてまともに材料を整理することができたはずだろうと思う。
共通点は刃物で、玄関で、職場が共通で、ここまで言うのに5分もかかっていて、
これはじりじりじらすクイズ番組かお母さんと一緒か
大事件が起こってここで緊張してテンションが上がっていいはずなのに
まったくローテンションでくだらないことを繰り返していて
さっさと仕事を変えた方がいいし、その前に健康診断を受けて静養した方がいい。
事件そのものが異様だが、
9時のニュースがさらに異様だった。
どこにでも売っている中国製の靴だったとか。
野球帽か作業帽かつばの角が四角だった。
これを聞いて、専門家が、野球ファンとも考えられますが、断定もできませんだと、
私が知らないだけで年配のおばかタレントなのか。
我々はこのような世界に住んでいて
このようなテレビを見ているのだという絶望。