おちつかなくちゃ

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福田辞任、総裁選で引っ張って、麻生就任、総選挙、これで自民も公明も一息つく、
という予定が、アメリカ発の激震で吹っ飛んだといわれているが、
なるほど図を見ると、福田在任中は円安に動き、麻生就任からにわかにというか、
一直線に事態が悪化している。
しかし今回のシナリオを作った人は、最悪でこのラインは読めていたはずで、
2007年末からの動きは、下げの傾斜は上げの傾斜を遙かに上回っていて、
要するにゆっくり上がって急に下げる、これを繰り返している。
予定通り総選挙をやればよかったのだろうといまになっては思える。
当時は足がすくんだというのが実際だろう。
うまくいけば大連立というシナリオがちらついていたのだろうか。
どうも公明党の読みの方が正しかったような気がする。さすがに読みは鋭い。

今日の数字は日経平均とドル円で8,397.22と93.90でかなり悪い。

ある文章を引用すると次のようで開いた口がふさがらない。

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政策面での影響力が大いに高まることが期待できる。我が日本は唯一、国という単位ではあるがバブル崩壊の完全なるパッケージを経験している貴重な存在である。金融当局には当時続出した難題と格闘した手練れが今、枢要な地位についている。白川方明・日銀総裁、佐藤隆文・金融庁長官などはその筆頭の方々であろう。ここは大いに自信を持って世界の中でのリーダーシップを発揮していただきたい。

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日本は失敗した経験があるだけで成功した経験はないだろう。