恋愛のおかしなところは
論理的な必然性のないところだ
偶然で始まっただけなのに
もう夢中になって好きだとか愛しているとか言っている
韓国ドラマもそんな感じで
ただホルモンが恋を推進しているような様子
そこにうぬぼれも絡んできて
まったく説明にはならないが現実の恋愛も説明を要しないプロセスなので
それはそれで仕方がない
多分、その相手でなければ誰かほかの相手と恋愛をしていたはず
そう考えるとかなりおかしいものだ
本質的にはその人でなくてもいいのだと
うすうす知っているはずだ
冷酷にいえばそうなる
ただ人間の意識には歴史性があるから
必然と見なして行動するのも意味はあるのだが
見なし以上のものではない
何か事情があってだめとなればさっさと次の相手に熱を上げているのが通例だ
事情があってだめになっても
愛を貫くというのなら話のつじつまは合うが
それは無駄というものだ
恋愛ドラマでも、
恋の始まりの必然性をぴたりと言い当てているものは少ないと思う
ロミオとジュリエットはさすがにぴたりと本質を言い当てていると思うが
ロミオがいなければいないで別の誰かでもいいはずで
だからこそ昔から親はそのようにコントロールしてきた
どうしてその人がいいのかと言われても
そのような成り行きがあったからとしか言いようがないし
その様子を親としてみていたら
何とも浅ましい様子に見えて耐えられないだろう