新国立美術館にてピカソ展-6

ピカソ展の隣では日展
日展は力作揃いで技術も高いと思う
大きな絵が多いし
とにかく手間暇がかかっている

ピカソの絵と比較してずいぶんと分かりやすくて
これは労作だと納得させられる作品が多い。
大きいと言うだけで苦労しているはず。

あんなにぎっしりと並べなくても良さそうなものだけれど、
あれだけ数が多いのも、日本人がどれだけ絵が好きかということだ。
工芸は相変わらずいい。これが一番好きだ。
書のコーナーもなかなか皆さんすばらしい。
ふつうはこんなには書けないものだ。

個人的には日展を眺めてとてもおもしろい。
現代の日本人が実際に書いたもの。

個々に感動があると感じて書いたもの。
何を書こうとしているか。
大半はその流派の中での得意なモチーフを真ん中において何か描くということになるのだが、
それもまた興味深い。
どのような力学があるものか。

日展もまたすばらしい。