微細理性障害

理性の微細障害については
診断も難しいのであるが
説明も難しい

理性が障害されているのだから
納得しようとしない

たいへん頑固で妙だなという場合
たとえば昔から理解力に不足があって独自解釈で世の中を生きてきたという人もいる
それならそうで分かるのだけれど
少し前までは組織の中で特に支障もなく仕事をしてきた人が
何か話が通じないなと感じる場合
微細な理性の障害のことがある

認知症が早期に始まっていることもある
軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment)という呼び方が当たっている場合もあるが、
これは
記憶は軽く障害されているが
認知には障害がないタイプで、
これならば職場でもたいして支障はなく、メモを多用することでかなり改善できる。

しかし理性の障害の場合にはそのようにはできず
結局のところ被害的になったり頑固になったりまた起こりっぽくなったり落ち込んだり
アルコールの問題や家庭内暴力が出て来たりして
うつ病か他の病気かと問題になる場合がある
よく調べてみると理性の障害が根本にあることがある