ディエゴ・マラーニ著「翻訳」高橋勝雄訳。
あとがきでユーロパントを紹介している。
面白い。
共通語として、エスペラント運動があったけれど、
拡大せずにそのまま。
実質は英語が幅を利かせている。
ユーロの中で共通に通じる人工言語を
マラーニは提唱している。
ユーロ+エスペラントで
ユーロパントともじったらしい。
文法面では、簡略化された英語とドイツ語を用い、
語彙としては、複数言語に共通するラテン語や国際的に知られた各国の単語
(有名人や料理、商品名など)を利用する。
話者と聞き手の言語能力によって単語も異なる、即興の言葉。
定まった文法のない、言語のジャズ。
EU内で交流が盛んになるにつれて、
英語を母語としない人たち、
例えば、フィンランド人とイタリア人による、
英語使用が日常的となり、
大体の骨格は英語で、
しかし単語はあちこちのものを使っていいというものらしい。
日本語も似ているなと個人的には思う。
ルー大芝を紹介すると、こんな感じ。
さて、ユーロパントの実例は、こんな感じ。
Der only tongue dat man can speake sin estudy:Europanto.
ユーロパントを話すには、知っている外国語をすべて混ぜ合わせればよい。
tu = you
extrange = etrange ,foreign,strange
basta はよく分からないが、best に違いない。you are better to mix くらいなのだろう。
ね、ルー語と同じでしょう?
ルー語は英語だけだけど、これに、ドイツ語とかフランス語とかラテン語とか混ぜる。
すると、精神科医のしゃべってる日本語と同じようになる。さらに業界特有の省略などが入る。
ラテラルの血行が落ちてるのと、トラウリッヒカイトはエクイバレントなのかな。クランケのアドヒーランスが落ちてるのはそのせいかも。ビターレな感じはないけれど、どうかな、レピッシュなところがあって、でも、マランなものじゃないだろうな。
どんどん混じるのはいいことだと思っている。
通じる人にだけ通じればいいし、
自分の知らないところで誤解されても気にしなければいいと思う。
そのときのジャストな気分をアウスドルックすればいいのだ。