ランチの現物を写真で掲載したいが、
クイーンズ伊勢丹が写真撮影禁止と貼り紙をしていることで考えた。
1.写真自粛論
考えてみると、
お店としては、食べてもらうために提供しているのであって、
写真撮影してもらうために提供しているのではない。
その写真が店に関する情報として一人歩きすると、
店にとって不利となる場面があるかもしれない。
2.写真容認論
また逆に、
クイーンズ伊勢丹にしても、写真に撮られて困ることがあるのかどうか、
よく分からない。
世の中にはクレーマーもいるだろうけれど。
品揃えに関して何か情報を得たいのなら、
メモでもいいわけだし、
隠し撮りすれば、店に知られることはない。
クレームをつける人ならば、
何がなんでも隠し撮りするだろう。
写真撮影は遠慮してくださいとは言いながら、
罰則はないだろう、多分。
ということは、善良な写真撮影者が撮影を自粛するだけで、
悪い意図を持つ人は結局盗撮するだろう。
そもそも、カメラを向けただけなのか、
撮影したのか、判別は難しい。
カメラを持って歩くだけでも、疑われるのか?
撮影禁止の画像を理由もなくネットに掲載すれば問題だ。
しかし掲載されてどんな被害があるのか、分からない。
また、掲載されて、店が不利になると言うのなら、
それは何か実際に問題があるのだろう。
誰でも入れる店内なのだからなあ。
たとえば、メーカーに販売価格を知られると困るという場合もある。
しかし、クイーンズ伊勢丹でそんな安売りが行われているとも思えない。
ひょっとしたら、客や店員が写るのが問題なのだろうか。
多分そうだろう。
だから、まじめに商品の群れを被写体として撮影したい時は、
客を写さないことを条件にすればいいのかもしれない。
また考えるが、
クイーンズ伊勢丹で買い物をしていて、それを撮影されて困る客とは、
どんな客なのだろう。
有名人なら自衛しなくてはならないし、
店内で禁止でも、品川駅を歩けば撮影されても文句は言えないだろう。
肖像権はあるものの、盗撮したもので商売でもしない限りは、
何を申し入れてよいのかはっきりしない。
撮られてはいけない二人が買い物中を撮られてしまったというのなら、
それは撮った方も悪いが、
撮られた方も、無防備だったということになるだろう。
結局、よく分からない。
商品陳列方法に著作権があるなら別だけれど、
誰でも容易に真似ができる。
結局、なぜ禁止なのか、よく分からない。
3.品川ランチの結論
写真撮影は、店側が承知していないなら、しないでおくべきだ。
店で広告やメニューに写真を提供しているなら、それを撮影してネットに掲示するのがよい。
作る側としては、写真写りがいい作り方と、味のいい作り方があるのかもしれない。
食べる側としては、写真のことなど考えず、
いい味のものを早く出して欲しい。
だから、商品の写真は撮影しない。