ドラマ「白夜」で痺れて、
天王洲アイルに行ってがっかりして、
CMに唖然とし、
それでも我慢強く、
ニュースショーを眺めていた。
すると、朝鮮半島の北の国で、
偽100ドル札と偽一万円札を製造し、
最近ますます本物そっくりになっているという話。
その中で、100ドル札が
「32枚あります」
「数えてください」
「32枚ありますね」と
まったく本質的でない画像が流れていた。
いったい何の意味があるのだろう。
とまあ、ここまでは、誰でも感じる。
しかし、
ニュース編集担当者がどんなに
「うっかり!」していたとしても、
偽札が「32枚」には何の意味もないと、
分からないはずはない。
だって、放送局は、
国家が数少ない電波割り当てをした、
超優良企業である。
何かあるはずだ。
ドラマ「白夜」を見た後の頭で考えると、
無意味に思える「32枚を確認」が、
とても意味深いのではないかと思える。
超革命的精神の人間に対して、
全日本的に同報的にメッセージを送っているのだろう。
「32枚」が報道された瞬間に、
彼らの中で何かのスイッチが入るのだ。
考えすぎでしょうか。
わたしが考えすぎなのか、
ニュース編集者の知性に疑問があるか、
二者択一である。