ひいおばあちゃんの寝床の窓
出窓になっていて薬などを置いていた
その上には私のぬり絵が三枚横に並べて
貼りつけられていた。
途中略
このようなひいおじいちゃんの連れ合いとして、ひいおばあ
ちゃんは感化もされたであろうし、同時に、連れ合い
としての責任感というか誇りや自負があったのではないか?
ものの見方、人間のあり方についてひいおじいちゃん
はひいおばあちゃんをよく教育していたのだろう。
そしてひいおばあちゃんは意識的にまた同時に
無意識のうちにそれによく応えていたのだろう。
徳のある人の連れ合いであったということが彼女を徳に
敏感な人にしたのではないか?教育効果もある。そして、
自負のゆえでもある、といった具合に。