映画「ドクトル・ジバゴ」

パステルナーク原作。いつか読もうと思って二冊組みの翻訳を買ってあるが、いまだに読む機会がない。
どうせ長いので億劫でもある。
映画は、全体で3時間20分の長編である。
しかし最近はドラマを一気に見たりするので、途方もなく長いとは思わない。
筋書きにかなり起伏があり場面も転換するので、その点でも、飽きない。

演技はいいと思う。たとえば、お互いにどうしようもなく惹かれて、
抱き合う場面など、いけないことなのに、どうしようもなく、という表現ができていた。
別れの場面は痛切である。その痛切さを動作で表現できていた。

たっぷり時間をかけて、
ねっとり絡みつく、いい味である。