昨年11月に拒食症で死去したブラジル人モデルのアナ・カロリナ・レストン(Ana Carolina Reston)さんの事件を境に、‘やせ過ぎモデル問題’に対する議論が加熱。各国政府やファッション協会は、少女たちに「やせている=美しい」という誤った美の観念を与える危険性があると指摘されたモデルたちの対処を問われることになった。スペイン・イタリアでは一定の体格基準に満たないモデルのランウェイ出場を禁止。アメリカ、フランス、ロンドンは、規制ではなく認知度向上運動や教育といった方面から‘痩せすぎモデル’問題に取り組んでいくと発表。出場モデルのみに留まらず、スペインでは大手アパレルチェーンの「ザラ(Zara)」が政府のガイドラインに同意すると発表。イギリスでは、女優のキーラ・ナイトレイが‘拒食症問題に関する誤った記事を掲載された’として新聞社を起訴。議論は留まるところを知らない。女性の美に対する欲望は、いつの時代も変わらず終わりを知らないのだ。
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困った問題だ。
「やせている=美しい」という誤った美の観念と紹介しているのだが、
程度の問題なのだということを忘れてしまうようだ。
これも人間の特徴である。