無政府資本主義(英:Anarcho-capitalism、アナルコ・キャピタリズム)
というものがあります。アナルコはアナーキズムのこと。
分類や歴史はとにかく、具体的にいえばこうです。
・相続税は100パーセント。全員ゼロから出発する。
・なにごとも市場で自由に競争する。セーフティネットはない。勝者にも限界はない。
・警察も廃止。警備会社が自由競争する。
・ドラッグも自由化。廃人になる自由を認める。多分、ドラッグ価格が暴落、マフィアは困る。
・軍隊も戦争請負会社が自由競争。個人は自由にサービスを買う。
・福祉も完全市場主義。個人が自由にサービスを買う。金を払う者だけがいい医療を受けられる。
・警察と同様、司法も市場主義で。(しかしこれこそは強制力を伴うもので、法の適用を拒否する人にも暴力により強制する、これが国家の基本とする見方もあるだろうと思うが。)
・一貫して市場を通じた自由競争。しかしその一方で、相続税100パーセントというのが面白い。自由競争を裏付けるものと考えるのだろう。スタート地点が違っていたのでは自由競争にならないから。
いや、まいりました。いろんな人が、いろんなことを考えているものですね。