この間までの仕事は
人の手助けをする仕事で
もちろんいい仕事だったけれど
不満はあった
それは積極的な価値を創造しないという点だ
いまこうして書くと甘ったれた話で
価値を創造なんてあやふやな話よりも
人の助けになって感謝されれば
その方がずっといいではないかと考えられる
しかししばらく続けていると
何でもそうだがつまらなくなる
自分でも創造したいと思うようになる
それが自分の生きた刻印であると感じるようになる
しかしよく考えてみると、そんなこともないのだった
たとえば創造する人として芸術家を考えてみるけれど、
直接関わらない人にとっては、
名前なんか記号に過ぎないのだ。
ますます難しくなるこの時代で
他人と関わることの危険をどう考えたらいいだろう
創造なんてしたところでどうだというのか
所詮はつまらないものだ
大切なのはそんな切り口ではないだろう
重大なのは
自分に一番合った仕事に
まだまだ私は辿り着いていないらしいということなのだ
どこに行けばいいのだろう
時間が経って
他人には理解しにくいようなのだ