World’s Smallest Political Quiz
というのがあります。
[個人に関する質問]
・政府は言論・出版物・メディア・インターネットを検閲すべきでない。
・兵役は志願制であるべき。徴兵はだめ。
・同意する成人のセックスに対する規制はなくすべきである。
・成人がドラッグを所有・使用することは許されるべきだ。
・国民総背番号制のようなものはなくすべきである。
[経済に関する質問]
・「企業助成」をやめよ。政府は企業に金を渡すな。
・政府は国際自由貿易の障壁を作るのをやめよ。
・人々は自分で老後をコントロールすべきだ。社会保障制度は民営化せよ。
・公的な福祉制度は私的なチャリティで置き換えよう。
・税金も政府支出も50%以上ずつ削減されるべきだ。
それぞれの質問には「賛成」「たぶん賛成」「反対」のいずれかで答えます。
回答はポイント化されます。計算式は
<賛成の数×20+たぶん賛成の数×10+反対の数×0>
です。ここで個人に関する質問と経済に関する質問は別々に集計されます。
判定は以下の図を用いて行なわれます。
Left (Liberal) は左翼(リベラル)。政府の介入を政治的にはよしとせず、経済的にはよしとする人。
Right (Conservative) は右翼(保守)。政府の介入を政治的にはよしとして、経済的にはよしとしない人。
Statist (Big Government) は国家主義者(大きな政府志向)。政府の介入を政治的にも経済的にもよしとする人。
Libertarian 「リバタリアン」または「自由至上主義者」。政府の介入を政治的にも経済的にもよしとしない人。
Centrist は中道。
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福祉国家ビジョンは、もちろん悪くないし、
共同体としてはそのようにあるのも「美しい」と思うけれど、
我々人間は、政府をまともに運営することができない生き物だ。
政府というものをつくったら、非効率と不正が始まってしまう。
その絶望の上に立って、
やはりそれでも、腐った役人にすべてを任せて、
愚かな個人よりは役人の方がましだと信じて、
「国がきちんと」やってくれるはずだと見張っているのがいいのか。
あるいは、見張っている暇があったら、自分でやったほうがいい、
政府も役人も国も、最小限にして行こうよというのがいいかのか。
あいまいに、やっぱり真ん中へんという選択もある。