新伊勢物語

昔男ありけり。寂しく住む。
耐えかねて初めて、携帯により「亮子」に送り、
逢わんと綴る。
しかし女は「涼子」であり、漢字変換の癖が出て、
このところの女である「亮子」の名前が出てしまった。
涼子はすべてをさとり、二度と逢うことはなかった。

涼子より亮子が先に出る携帯
見てはいけない見せられて