フィンランドに関する記事の抜粋。
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フィンランド語で「スオミ」と呼ばれるこの国は、ムーミン、ノキア、リナックス、サウナなどが有名。
人口は520万人と少ないが、面積は日本とほぼ同じ。金髪碧眼の人が多い。
人口に占める勤め人の割合が高い。EU平均では5割程度だが、フィンランドでは7割近くが、日本で言う「サラリーマン」なのである。人間という生き物は、あまりにも快適な環境にいるとリスクを取らなくなるのか、いわゆる起業家を目指す人が著しく少ない。また、たとえ起業しても、「足るを知る」精神で、あまり拡大を目指すことなく、ほどほどで満足する会社が多いという。
ロシアと同様、高いアルコール依存症率と自殺率が社会問題となっており、こちらは天候と関連するのだろうが、もしかすると、手厚い失業手当など、快適すぎる環境が引き起こす問題の1つと言うこともできるかもしれない。
日本の国語教育というのは「この時、主人公はどう思いましたか?」「この時、作者は何を意図したのでしょうか?」などという、伝統的な日本人の心性理解とそれに基づく日本的倫理観の教育に主眼を置いている。
だがフィンランドでは、意見そのものが正しいかどうかは、教師を含めて誰にも判断できないから、意見そのものを評価対象にしない。その代わり、意見に至るまでの過程や根拠を、いかに説得力を持って説明できるか、が重要な評価対象となる。
教師の質も高い。フィンランドでは、教職は、希望者の1割しか就くことができない、憧れの職業であり、最低でも修士号取得が資格要件となっている。
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勤労意欲が低いとすれば、税金と関係があるかもしれない。
高いアルコール依存症率と自殺率が、手厚い福祉と関係しているとは考えられないが、どうだろうか?
何か問題があれば、高福祉高負担と結びつけるのはどうだろう。
日本の国語教育は、「空気を読む」「先生が欲しい答えは何かを読む」訓練なのだから、
これでよい。このような教育の機会があることはよいことである。
日本の自殺率が高いことは問題でかつ有名であるが、
アルコール症は実は少なくなく、
日本人全体が飲酒に対して寛容であることが基本にあると思う。
ロシアの酒飲みは桁外れなイメージがあるが。
本人は過少申告する。
検査するというと、その前だけは控える。
その程度の知恵はある。
しかしやはり飲んでしまい、人間関係を壊してしまう。
アルコールを自分で作っている人は少ないだろうから、
種類の販売量で概略を知ることができるのではないか。
女性のアルコール依存は増加している気がする。