処方の平準化 診療圏の広域化

新橋心療内科に新患で訪れる人は、
よその医院に通っているのだけれど、
かわりたいという人も結構いる。
経過をきいて薬を聞く。
お医者さんの処方の仕方には結構個性がある。
昔はもっと個性が強かった。
最近は平準化されているような気がする。
多分、患者さんが、あれこれネットで調べて、
「標準的」な意見を言うので、
それに引きずられて、処方は標準的になり、
結局、企業の宣伝の通りになるのだろう。
企業が金をかけて宣伝すれば、
専門化がそれに応じた記事を書き、
それをみたよい子たちがそれに応じた意見や体験を書き、
結局、広告費を回収できて、
予定調和的にものごとは

丸く収まる。
そんな大きなシステムの中で、
個人的な洞察やアイディアはかなり無力で、
結局処方は平準化する。

患者さんにすれば、あっちのクリニックでも、こっちのクリニックでも、同じだなあということになる。

当院では、とりあえず、減らせるものは減らして、
様子を見る。

お医者さんはたいてい慎重だから、
何か理由があって入れた薬をうっかり抜いてしまうわけには行かないのだ。
最悪の場合をまず考えるから。

交通の便を考えても、
新橋なら、東京全域から来ることが出来る。

どうせ服を買うなら、青山でも銀座でも出てくるのだから、
自分の命がかかっている場合には、
やはり電車に少し乗ってもいいようだ。

新橋心療内科はクリニックモールの中にはいっているので、
薬局も外に出ないで、中で済ませることが出来る。

しかしすでに処方は東京中に広がっているようで、
広域から、ジェネリック薬についての問い合わせがある。