しかしもうわたしはあなたとの未来以外は考えない。
あなたがいてくれないなら、
あなたがいるものとして、
毎日日記を書くだろう。
日記の中であなたとともに成熟していくなら、
別々に生きていていてもほとんど同じではないか、
そんなことまで考えてしまうほどなのだ。
もしあなたがそばにいてくれたら、
どんなにうれしいだろう。
わたしはためらいなくすべてをささげるだろう。
二人の生活を何度も何度も夢見ている。
どうか今度だけは信じて欲しい。
本当の人生を生きる最後のチャンスなのだ。
ああ黒い髪のお前、
黒い瞳のお前、
エジプト人の目をしたお前、
小さな口でわたしを慰めたお前。
人間はだれでも生きて死ぬ。
なかには恋する人がいる。
わたしはあなたに出会って、恋する人にさせられた。
受動的で天啓のような経験である。
生きることと、死ぬことと、同じ次元で恋をする。
そのような恋をあなたにささげる。
いまは、待つことも幸せだ。
あなたはたしかに存在しているのだから。
あなたへ向かうわたしの想いはたしかに存在しているのだから。
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2008-02-12