恨みの血は千年を経て土中の碧となる

『秋來』 李賀
思牽今夜腸應直  今夜俺の腸は伸びる(死ぬ)に違いない 
雨冷香魂弔書客  雨冷たく先人の魂は俺を弔ってくれる
秋墳鬼唱鮑家詩  墓では亡霊が鮑照の詩を吟じ
恨血千年土中碧  恨みの血は千年を経て土中の碧となる
人よ、逃げ切れると思ったら大間違いだ。
わたしは逃がさない。

 『挽歌詩』 陶淵明
千秋万歳後  千年万年経ったなら
誰知榮與辱  この世での盛衰なんて誰が知る?
但恨在世時  たったひとつの心残りは
飲酒不得足  酒が飲み足ない