育児などで医療現場を離れた女性医師の再雇用を目的とする日本医師会の「女性医師バンク」が開設1周年を迎えた。日医は2月27日、その実績を公表した。それによると2007年1月30日の開設から08年1月29日までに、就業成立件数は53件、再研修紹介件数が4回あった。1月末現在の登録状況は、求職登録者数が256人、求人登録施設数が715件、求人登録件数は1263件となっている。
求職者の内訳は、小学生未満の子を持つ医師が全求職者の40%で、就業決定者の50%に上り、出産・育児のために休職せざるを得なかった女性医師が、再び就業を求めて登録したケースが多いことをうかがわせる。常勤は就業決定者の19%と低く、育児との両立を考慮し非常勤を選んでいると思われる。
(記事提供:医療タイムス)