論文とプレゼンテーション
最近のプレゼンテーションの仕方は、
スライドを用意して、それを説明していく方式だ。
でもそれならば、
印刷物でいいのだし、
音声が必要ならば、
ビデオファイルでいいわけではないだろうか。
せっかく実際に目の前で説明しているのに、
テレビ放送と同じことをしているような気がする。
多分、発表者の練習の場と考えてもいいのだろうか。
むしろ小さな学習会のほうが、
ディスカッションができて、
論文以上のことができるような気がする。
しかし一方で、そういうことは、
大学の医局や専門化同士の集まりで充分に、
ディスカッションができる場があるのだし、
専門化同士ならば、論文のやり取りで分かるし、メールでも充分に分かる。
実際は、論文をチェックするだけでも、
かなりくたびれる。
論文のレビューを割り当てて、発表させたりする。
スライドといういい方ももう古くて、
要するにパソコンに図を入れて、
それを説明していく。
とてもきれいな図を作る人もいるが、
それはパソコンで見られるのだけれどなあ。
集まって名刺を配りあうことも意味はあるけれど。
立食パーティもなんだかなあ。
論文をじっくり読むきっかけにはなるのだろう。
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おもしろいのは、
結局、図にまとめていることだ。
長い文章で書いている人はいない。
グラフにしたり、
矢印で概念を関係付けたり、
それを見て、説明している。
人間の思考はそのようなものなのだろう。
文章でも音声でもなく、
グラフィックな理解が本質のようだ。