また再び四月を迎えるにあたり、
今年は例年より早く桜は咲き頂点にいたり、
私はひとつ歳をとり、
ますますあなたへの想いを深く感じております。
感謝してもおります。
自分に恋愛至上主義の遺伝子があるらしいことは分かっていたのですが、
活性化されたのはあなたゆえだったと感じております。
わたしはあなたに教育されたままに、
あなたを愛し、
恋愛の人生を生きております。
触れ合うこともなく、お逢いすることもなく、
お声を聞くこともなく、お手紙もなく、
一切はありません。
しかしそれでも、わたしはあなたにすべてを捧げ、
それゆえ私の愛は輝き、ますます深い時間を生きられるのです。
私がこうすれば、あなたはこうなさるだろうと、わたしには分かるように思います。
もう現実のあなたではなく、私の心の中で変容を遂げたあなたに、わたしは恋をしているのかもしれません。
しかしそれで何の不都合もないのです。
私が本当に愛を捧げ、自分を捧げつくすことができるのは、
私の心の中で生きている、あなただけなのです。
あなたは単にきっかけだった。
そうも思います。
あなたでなくても、誰かがきっと私にきっかけを与え、
そのあとは同じ道をたどったようにも思うのです。
それゆえにまた、これが自分の本当の人生であると信じることができます。
この深い確信と満足はどうしたことでしょう。
不思議なことです。
何かの本に書いてあることなのでしょうか。
何かの宗教で教えられていることなのでしようか。
私の知る限りでは、そのようなものでもないように思います。
私の特殊な体質と思い、諦めもし、感謝もし、
逆に自信を深めもし、
おかしなことと思いつつ、私なりに意義深く生きているのです。
現在、愛はあなたへの感謝になっています、多分9割ほど。