リスク限定型投信元本割れ必至

「リスク限定型」と呼ばれる投信は、日経平均株価が一定の範囲内であれば元本が確保され、一定の分配金を受け取ることができる。

 商品によって多少の違いはあるものの、
(1)スタート時に日経平均を基に設定した「スタート株価」が1年ないしは1年半後の判定日に日経平均を上回った場合、
(2)もし上回らなくても1年半のあいだ、日経平均があらかじめ定められた価格(ノックイン価格)まで下がらなければ、
元本は確保されるといった仕組みになっている。

今回は、二つの条件をいずれも「クリアー」してしまい、
元本割れとなる可能性が高まったという。
そして、心配しているという。

何を心配しているのだろうか。
株価が上下するのは当然である。
こんなにも下がっているのだから、
現金で返ってきたら、将来上がりそうなものを
買って仕込んでおけばよいではないか。

買いのチャンスなのである。
一時的に損は確定するが、それでいいではないか。
チャンスのときに、銘柄を乗り換えたと思えばよいではないか。
今度はきちんと自分で選ぼう。