慈恵医大、富士市立中央病院へ産科医引き揚げ通告

慈恵医大、富士市立中央病院へ産科医引き揚げ通告 市、派遣継続を要請 
 
記事:毎日新聞社提供:毎日新聞社【2008年4月15日】

富士市立中央病院:慈恵医大、産科医引き揚げ通告 市、派遣継続を要請 /静岡
◇来年3月
 富士市立中央病院(同市高島町、山田治男院長)に産婦人科医4人を派遣している東京慈恵会医科大が、来年3月末で4人全員を引き揚げる方針を病院側に伝えていることが14日までに分かった。市は同医大に派遣継続を要請する一方、他の大学にも派遣を働きかけている。6月ごろまでに状況を見極め、利用者の受け入れ制限をするかなどを判断する方針。

 産婦人科は38床。医師は派遣の4人のみで、07年度は649件の分娩(ぶんべん)を扱った。異常が見つかった場合のハイリスク分娩を引き受けるなど、地域の二次救急の役割も担っている。

 同病院総務課によると、今月に入って、同医大が付属病院での医師確保が困難との理由で、4人の引き揚げ方針を伝えてきたという。病院や市は引き揚げ人数を減らすことなどを要望しているが、めどは立っていない。

 今後は、確保できる医師数などによって、科を休止するか、ハイリスク分娩だけ受け付けるかなどの方針を決める。同病院総務課は「当直体制維持には、現状の4人は必要」と話している。【

*****
2008年的風景。あっちでもこっちでも。