中国経済が減速し始めた。今年第1四半期(1~3月)の国内総生産(GDP)成長率は前年同期比10・6%と、昨年の年間成長率(11・9%)を1・3ポイント下回った。
5年連続の2ケタ成長で爆走してきた中国経済の“潮目”が変わりつつある。
物価は急騰し、食品価格は21%も上がり、工業製品に波及。
一方で不動産は値崩れ。
上海総合指数は昨年10月に6124(瞬間値)の最高値を付けたが、今月22日には一時3000を割り込んだ。政府の買い支えがなければ、再び3000台割れの可能性が大きい。各方面のまネーが人民元の切り上げ差益獲得や、中国株暴落後の底値買いなどを狙っているらしい。
オリンピックまで少し期間があるので、短期で差益が稼げるかもしれない。