北海道・6人が不服審査請求 審査会に後期高齢者医療制度の中止、撤回求める

北海道・6人が不服審査請求 審査会に後期高齢者医療制度の中止、撤回求める 
 
記事:毎日新聞社 提供:毎日新聞社【2008年5月15日】
後期高齢者医療制度:6人が不服審査請求 審査会に中止、撤回求める /北海道

 4月に始まった後期高齢者医療制度を巡り道内の高齢者6人が14日、道の「後期高齢者医療審査会」に対し、行政不服審査法などに基づき制度の中止・撤回を求める不服審査請求を行った。

 請求したのは、同制度に加入している69-83歳の男女6人。制度の廃止を求める市民団体「後期高齢者医療制度に怒る道民の会」(代表、渡部務・年金者組合道本部委員長)の呼びかけに応じ、▽本人の承諾なく保険料を年金から天引きするのは憲法が定める財産権の侵害▽強制的に加入させられるのは個人の尊厳に反する–などと不服を申し立てた。

 札幌市東区の無職、高橋睦朗さん(76)は「始まる前は夫婦2人で年24万円だった保険料が、今後は42万円になる。制度を手直しして済む話ではなく、撤回を求めたい」と語った。道民の会は6月2日にも、100人規模の集団不服審査請求を行う予定。

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訴訟で何かをはっきりさせるというのもいいような気がするが、
今回の理由は多分法律的には素敵じゃない。
オリックスかアリコの任意保険に入りますかと言われそうだ。

それを言うなら、いい加減に使っているガソリン税も、
いい加減に使っている税金一般も、
いい加減に使っているNHKの受信料も、
払わなくていいことになる。

財産権の侵害
個人の尊厳に反する
という項目は大切だけれど
法律的に論理構成するのは難しいと思う。
国民皆保険制度を問題にしてしまいそうだ。
それよりも、負担率の不公平はどこまで許されるのかとか、
そのあたりで攻めた方がいいのではないか。

厚労省は潜在的に多く使う人が多く払うのは仕方がないと
考えているようで、
それはまた国民皆保険制度を揺るがす大きな変更点なのだと思う。

各地で裁判が起こり、民意の在りかがはっきりとして、
選挙をしたら怖いぞということになりれば、
法律論はともかくとして、政治的には撤回という流れになるかもしれない。

ただそのときには、選挙権のある若い世代の健康保険料をあげるか、
相変わらず、選挙権のない未来の国民から徴収するか、
たぶん後者にならざるを得ない。

それはそれでもいいのかもな、
いつかまた日本にもバブルがやってきて、
すべての借金を清算できるような気がする。
それが資本主義だろう。

そのうち、海水をモンゴルに売るかもしれない。