認知療法一太郎

認知療法など医者がやるほどのこともない
心理士も不必要である
一太郎があればいい

まず自分の過去の文章を解析させる
・語彙の傾向
・レトリックの癖

まず語彙の傾向を分析して、その人の無意識のコンプレックスを探る。
そして、次回、その語を回避するようなら、指摘して、訂正してもらう。
また、ある語彙を使い過ぎるようなら、違う言い回しを考えてもらうように指導する。

つぎにレトリック。
非定型が多い人は、肯定型に直してもらう。
仮定型が多い人は、やはり指摘して、訂正してもらう。
オール・オア・ナッシングの傾向がある人は、
中間の可能性を考えてもらう。

認知の癖は多分これで充分によくなるはず。
一太郎さん、いかがですか?
チャレンジしませんか?

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過食症サバイバルキットが出たり、
認知療法のチェックシートがまとめて販売されたり、
何ともコマーシャルな世の中になっている。
心理検査には「版権」がついて不許複製である。
まあ、オリジナル版を作ればいいだけなわけだけれど。

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認知療法一太郎の先には、こんな案もある。

何かの題材を指定すれば、
大江健三郎的思考を適用すればどんな話になりそうか提案してくれるようになる。
堀田善衛的ならどのようになるかも予想してくれる。
安倍公房ならどうなるかも予想してくれる。

一種の人工知能であるが、
本質的に「考える」必要はない。
単語頻度登録、熟語組み合わせ登録の延長でいい。