身体情報をネットワーク経由で自動管理・タニタとNTT東
体重計で計測した情報を自動で蓄積できる
タニタとNTT東日本は29日、インターネットを利用した健康管理事業で業務提携したと発表した。体重計で計測した体重や体脂肪などの情報を光回線を通じて自動的にサーバーに送り、管理できるようにするサービスを30日から始める。
タニタの開発した無線通信機能を搭載した体重計で体重や体脂肪を計測すると、その情報をNTT東の光回線網を通じてサーバーに蓄積し、パソコンや携帯電話から随時見られるようになる。
価格はサービスと機器を含めて2年間利用する場合で1カ月1980円。1つの契約で家族4人分の情報を蓄積できる。サーバーに蓄積できるサービスや機器をNTT東が窓口となって販売し、利用料金の回収やユーザーサポートなどもする。オプションで歩数計、血圧計を利用することもできる。
タニタは2007年3月から「からだカルテ」というサービスを提供している。今回も同サービスに情報を蓄積して管理できるようにするが、これまでは体重計で計測したデータをメモリーに蓄積しておいて、定期的にパソコンから送信する作業が必要だった。
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こんな事をして誰が誰を見張るのだろうか?
こんなプライベートな情報をサーバーに蓄積して、いいことはひとつもないように思える。
金もうけの種に使う人たちがいるような気がするが、
世の中が明るくなるわけでも、住みやすくなるわけでもないだろう。
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そもそも体重、体脂肪、歩数、血圧などを自分の「内部感覚」としてモニターできなくなることの方が重大な問題だろう。
これは食べすぎだなとか、
これは塩が多すぎるぞとか、
自然な感覚として分かるもので、
それが分からなくなっていることを
身体の中の自然を失っていると嘆いているのだ。
自分の体の具合を自分が分からなくてどうするのだ?
誰かに決めてもらってどうする?
自分が気持ちよければそれでいいのだし、
不愉快ならよくない、
それだけだろう。
誰かが基準値をつくって管理するというのだろうか?
あまり賢明ではない。
それで永遠に生きられるわけでもないし。