古今和歌集の部屋—

http://www.milord-club.com/Kokin/index.htm
このページは古今集についてよく整理されていて便利なのだが、
不思議なおまけがついている。

http://www.milord-club.com/Kokin/sound/index.htm

古今和歌集の歌を「ト」と「タ」で置き換えて音にしてみます。
  例)  年の内に 春はきにけり ひととせを 去年とや言はむ 今年とや言はむ  在原元方
   トタタトタト。タトトタトトト、トタトトト。タトトトトタト。トタタタトトタト。  [mp3]  53.4KB 
 
    「ト」は低い音、「タ」は高い音、「、」は無間隔(つまりダミー)、「。」は間隔を空けることを表わしています。
また歌の最後には「。」を付けます。

これに一体何の意味があるのでしょうか。 さて?
それを考えてもらう材料を提示することがこのページの目的です。 

*****
とのことだ。

0021  君がため 春の野にいでて 若菜つむ 我が衣手に 雪は降りつつ  仁和帝
   トタタタタ。タトトタトトトト、タトトトト。タトトタタタタ。トタトトタタト。
 0022  春日野の 若菜つみにや 白妙の 袖ふりはへて 人のゆくらむ  紀貫之
   トタタタタ。タトトトタトト、トタタタタ。トタタタタトト。トタタトタタト。
 0023  春の着る 霞の衣 ぬきを薄み 山風にこそ 乱るべらなれ  在原行平
   タトトトト。トタタタタタタ。トタタタタト。トタトトトタト。トタタタトトト。
 0024  ときはなる 松の緑も 春くれば 今ひとしほの 色まさりけり  源宗于
   トタタタト。タトトタトトト、タトトトト。トタタタタタタ。トタトタタタト。

などなど

http://www.milord-club.com/Kokin/sound/tt_kan/kan01.htm
ここをながめていると
なるほど調べに傾向はあるものだ。
上の4つでも、既に、
トタタタタ と タトトトト との大きな分類ができそうだ。

しかしこの音調が古代においてもそうであったかどうかは定かではないと思う。
現代の言葉での音調はそうだという程度であろう。

という具合で、それぞれに実際の音のファイルが用意されている。

これに一体何の意味があるのでしょうか。 さて?