老化でまずイメージされるのは
性ホルモンの低下だろう
単純に性ホルモンを補えば若々しくいられるかといえば
そういうものでもない
標的器官そのものが衰えていたり、
レセプターやそのあとの受容体シグナル系に減弱があったりする。
また例えば、
男性ホルモンを入れれば、
男性ホルモン放出刺激ホルモンが抑制される仕組みになっているので、
ことは簡単ではない。
加齢とともにくっきりと変化するのは
女性のエストロゲンである。
閉経に伴って急激に分泌停止するので、
更年期障害や骨粗しょう症やそんなことが起こる。
閉経変化をMenopauseと言うので、
ほかの物質についても、各々言葉が当てられている。
Menopause……エストロゲン……卵巣
Andropause……アンドロゲン……精巣(女性では卵巣)
Adrenopause……DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)……副腎
Somatopause……成長ホルモンGH/インスリン様成長因子IGF……下垂体/肝
エストロゲン以外の低下は緩やかであるが、
いずれも加齢に関係すると考えられている。