4月に民主党が要請して、
中央省庁と関係機関の06年度の娯楽費の調査結果が出た。
3億円。
福利厚生などの名目で、
マッサージチェア、マージャンパイ、ビリヤード用具、
スキー旅行、さくらんぼ狩りなど。
民主党は国政調査権でどんどん暴くといっていたのだから
どんどん暴いてしまってほしいという気分で朝日新聞は書いているように思う。
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ところで何に使っているのかを見てみると考えさせられる。
マッサージチェアは
有楽町ビックカメラでも大人気で
いつでもほぼ満員だ。
そんなに気持ちいいのか、私にはよく分からないが、
役所にあればひっぱりだこになりそうだ。
経験では意外に早く壊れる。
マージャンパイは
最近でもマージャンをやりたがる人がいるのだろうかと
いぶかしい。
面白いゲームがたくさんあるのだし
4人いないとできないのだし
なんでこんなものを買いたいのか
私には分からない。
ビリヤード用具は一体どこに置くのだろう。
一人ひとりが順番を待たなければならないかったるい遊びだ。
これも私には分からない。
スキー旅行、さくらんぼ狩りなども理解できない。
今の時代にこれはないだろう。
官庁職員が国民の生活感覚と近いところにいるのか遠いところにいるのか、
どうだろう。
マッサージチェア、マージャンパイ、ビリヤード用具、
スキー旅行、さくらんぼ狩りなどは、
皆さんの欲しいものだろうか。
マッサージチェア以外は、ボスに気をつかって終わりそうなアイテムばかりだ。
こういうところで意外に精神的に消耗しているのかもしれない。
マッサージチェアもボスの占有物になっていて、
ボスの権力誇示のための道具になっている可能性もある。
家でのマッサージチェアは権力の象徴だと観察しているので、
職場でも多分そうではないだろうか。
極度に不合理な環境におかれた鳩が
おかしな行動を始めることが知られていて、
そのことを少し思い出した。