悲しみのシーズン/麻丘めぐみ 1974年
作詞:千家和也 作曲:筒美京平
それがふたりにとって倖せというのなら
頬の涙ふいてお別れしましょう
そっと額にかかる髪の長さが好きと
賞めてくれたことも気まぐれなのね
いいことも悪いことも
あなたが教えてくれたから
明日からは先のこと
恐くてたまらない
まるで季節の花が枝を離れるように
訳も告げずあなた離れてゆくのね
ほんの短かい間顔が合わないだけで
愛はまるで意味が変わってしまう
袖の短い服も細いかかとの靴も
あなたの好むとおり身につけたのに
泣くことも笑うことも
あなたが教えてくれたから
明日からは先のこと
まるで季節の鳥が北にはばたくように
あとも見ずにあなた離れてゆくのね
いいことも悪いことも
あなたが教えてくれたから
明日からは先のこと
恐くてたまらない
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北朝鮮女性工作員とその教育係指揮官との恋愛
そして工作員は作戦開始
訳も告げず離れてゆく
いつでも死ねる人間にするための
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いいことも悪いことも
あなたが教えてくれたから
恐くてたまらない
その後の悲劇を予言する歌詞