原始状態で
男性はトラウマを与えられるのか
女性はトラウマを受ける立場なのか
はっきりは分からない
現代では、筋肉だけが問題ではないから、
トラウマの問題も難しいが、
少なくともどちらかが筋肉の力に頼ろうとしたときは
トラウマを利用しようとしたと考えることができる
しかしそれ以前の口げんかの次元では、
女性の方がむしろ加害者ではないかと感じる。
あるいは男性の中でも一部の人は見事に加害者になることができるようだ。
それは一種の技術である。
暴力をトラウマのしるしと考えて、
暴力だけを弾劾するなら、それは浅薄というものだ。
暴力によって確かに追い詰められるし恐怖も感じるし、
分かりやすい目印である。
しかしそれは分かりやすいものというだけだ。
隠蔽された、複雑微妙で、さらに根の深い、トラウマの問題がある。
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トラウマの問題は世代間連鎖が確かにあるのだろうと思う。
隔世連鎖も考えられる。
とにかく、前の世代で未解決の問題を、次の世代がトラウマとして背負わされてしまう。
自分の問題でもない問題を背負わされたとして、
どのようにして解決ができると言うのだろうか。
解決の唯一の道は、
トラウマを与える側に立つことである。
しかしそれは問題の回避であるが、解決ではない。
世界のトラウマの総量は変わらないのだ。