福島県立大野病院での産科事故事件で
加藤医師は無罪と認定された。
しかしそれではこれまで経過した時間と名誉と将来は
どのようなして償われるのだろうと考えると
無罪の判決だけでは償われない。
福島県病院局長 検事 警察 鑑定医 弁護士など
かかわった人たちの役割はどうだったのか、
同じ構図で裁判が再発する可能性はどのくらいあるのか
今回のように救済不可能な損失が生じることが分かったのだから
それに対してどのように対処するのか
裁判はもちろん必要な制度であるが
それを正しく使わない人たちもまた多いのが現実である
望むことができるなら、
裁判制度の持つ矛盾や害悪を自分が裁判過程の中で浄化して行くように、
また法曹が自らの組織の中で、自らを浄化して行くように、望む。
一方で、これだけ加藤先生には損失が出てしまったのだから、
似たケースを今後どのようにして防いで行くか、真剣に考えなければならない。
仕事がない弁護士は魂を悪魔に売る。
食品偽装した業者と同じでみんなやっているなどと言うだろう。
良識ある市民の大きな連帯で
明るい未来を開こう。
裁判、検察、弁護士、警察、このラインでの
日本の現状を詳細に描き出すことはマスコミの急務であると思われる。