サイバースペースという言葉は
もう使われないのか
あまり聞かなくなった
要するにネット空間のことだ
サイバースペースでの営みが
人間の心にどの程度影響を与えるか
どの程度現実生活に波及するかが
ここ10年ほどの危惧だった
サイバースペースという言葉自体が衰弱してきたということは
それだけネット空間が当たり前のものになり
とくに現実の営みと区別しなくてもいい程度になってきたといえるのではないだろうか
個人的にはネット空間よりも
マスコミ空間の方がずっと毒だと考えている
マスコミの持つ強制教育力にもっと敏感になるべきだし
近年人々が学習してきたように
組織には自浄能力はないのであるから
マスコミに対するチェック機能を制度化する必要がある
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話を元に戻すと
サイバースペースとマネタリー経済は似ているもので
どちらも現実生活と実体経済とにどれだけ影響するかが
危惧されてきた
今回のサブプライムショックに続く数々の経済的惨劇によって、
マネタリー経済が実体経済を完全に浸食していたことが
明らかになった
このことから考えれば
サイバースペースでの営みの影響が
どの程度人間の心を変えているか
もう一度考え直す必要もあるのだと思う
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携帯掲示板での過剰な攻撃性や幼児性の発揮は
やはり現実生活にも影響を与えているのだろう