医師偏在問題

今日話した人によれば
都市部に偏るのは当然なのだという

勉強の機会が多い
先進医療を学べる
友人が多い
妻の生活が豊かになる
子どもの教育に便利
もともと都会出身の人が地方の医科大学に入学することも多く帰りたいと思う
親がいるから
地方の公立病院は当直などの勤務がきつい

そんなことを語っていた

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煎じ詰めて言えば
田舎に住むのはつまらないということらしい

しかしどうなのだろうか
生活スタイルによっては
家族と少しだけ話してあとはテレビを見たりパソコンをいじったり
病院のテニスコートで打っていたり
ゴルフの打ちっ放しで過ごしたり
田舎でも都会でもあまり変わらない暮らしをしている人は実は多いのではないだろうか
農作物を育てたり
ゴルフ場に近かったり
星がきれいに見えたり
蝶がたくさん飛んでいたり
田舎の良さを味わう技能を身につけている人も多いだろう

子育てについては
自然に触れる、走り回れる、純朴な友達ができる、ゲームや携帯に過度に依存しない、
パーソナルな触れ合いが多いなど、
田舎の良さもあると思うのだが、どうだろう
塾やお教室は都会に多いけれど
小さい子が電車で通ったり
夜遅く親が来るまで迎えに行ったり
なんだか子どもの頃からぎりぎりいっぱいの生活をしているように思う

お医者さん自身はどこに住んでもあまり変わらないと思っている人も多いのかと思うが
家族としては都会が便利ということなのかもしれない
消費人間は都会の方が住み心地がいいだろう

しかし自分でログハウスでも作ってみようとか
筏で川下りしようとか
いろんな趣味の人はいるはずで
能動型人間にとっては
田舎は楽しいだろうと思う

古いカメラをいつまでも使っている人もいて
朝日が花を横から照らす瞬間を狙うとかで朝早く出かけている
主にネットで交流しているようで
そんな人にとっては田舎でも同じらしい

ずっとサーフィンしていたいという人もいる
物事に能動的に関わる人はどこにいても何かできる

子どもの頃は何もなくても
木の棒があればチャンバラをしたものだし
木の葉でも古道具でも使って
ごっこ遊びもしたものだろう

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たぶん、医療現場でのレベルの違いが我慢できないのだろう
とその人は語っていた
設備もコメディカルも含めての環境の問題である
医師は一人では限られたことしかできないから