朝日新聞で茅ヶ崎市のアルバックが紹介されていた。
太陽電池を作る製造機械の製造会社である。
だから日本のメーカーも台湾のメーカーもここで太陽電池製造器を買って、
工場に備え付けて、生産をする。
液晶テレビとか有機ELも同じような話だ。ここで製造器を作って販売している。
だから基本的な技術の集積がここで起こる。
台湾メーカーは半導体も液晶ディスプレイもそんな方式で世界シェアを伸ばした。
だから一時ソニーは自分で液晶を作るのはやめて、サムソンから買ったりしていた。
だってどうせアルバックの機械で製造するのだから、
人件費が安い場所で大量に作った方が良いに決まっていると
誰でも判断するだろう。
ソニーのパソコンの中身はだいたい東南アジア地域で生産されたもので、
部品の組み立てもして、ソニー独自の技術というのは少しだけのソフトなのだと思う。
リチウム電池は以前回収騒ぎを起こしたようで、
あれは自社製か導入品かよく分からない。
結局ソニーは工場を持たず、企画をして、発注、そして製品のコマーシャル、
サポートは素っ気なく、そんなモデルを考えたらしい。
しかしテレビが全然売れなくなって考えを変えて、自分で作るなんて言い、
やっぱりソニーのブラビアとか大宣伝を続けている。
同じことなのにね。
自分で作りたかったのはセルという、インテルを不要にするものだったようだけれど、
それは売却したのだったと思う。