人がなに言おうが、
「俺はすごい」って言えるものは、
ナイショでもってるわけですよ
糸井重里
これは自己愛の切れ端
むしろ全然ないと困るものだが
適量がいい
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フロイトは幼児的自己愛を克服して正確な自己認識を受け入れることを
精神的成熟とした。
でもそんな人は不安で生きるのにも厳しいだろう。
テロ、核兵器、化学兵器、資源の枯渇、邪悪な勢力の拡大、
環境汚染、貧困、病気、乳児の栄養失調。
身近なところでは友人との不和、健康問題、経済不安、
食料に毒、ネットの接続不具合といろいろある。
それでもほどほどに楽天的に、忘れた方が都合がいいことは忘れてしまい、
あくまで自分に都合よく、おめでたく、自己愛的に生きていくことができる。
問題先送りで後で厳しくなるのだけれど、とりあえずはいい。
フロイト的成熟よりも、ちょっとだけ楽天的で自己愛的という方が適応的なのかもしれない。