ネット社会と自己愛とディスチミア
ネット社会の簡単確実早いの要素が引きこもりを生む
そもそも日本の社会は鎖国をしたことがあるくらいで
引きこもりの伝統は長い
簡単確実早いの社会では、
苦労をしない、待たない、確実が当たり前になる。
現実社会は不確定で、他人の事情に左右され、複雑で、遅い。
思うとおりにはいかない。
苦労をしない、待たない、確実、他罰的は、自分が消費者として
サービスを受けるときの態度でもある。
従って、お金があってサービスを受けることはできる。
それ以外ではうまく生きられない。
そこで引きこもって、ネット社会で生きる。
すると自己愛的傾向が強まる。
他人に、早く、確実で、質の高い対応を求め、得られないと怒る。
自分が要求しているサービスに見合うだけの料金は払っていない。
他人から見れば傲慢で共感性のない人である。
このようなタイプの人は社会で生きていて
生き生きとしているはずもなく、いつも悲観的で他人について批判的で
ネット社会に比較して現実社会にいらいらしている。
それは長い時間の中でディスチミアを形成する。
このタイプの人が精神的肉体的に消耗してうつになったときは、
ディスチミア親和型うつ病になる。