電車の中でさえないんだかさえてるんだか中間くらいの曖昧な男性がいて
後ろ姿を見てそう感じていたのだけれど
前からの姿を見て、
シャツの一部にブランドのマークが見えて
服装にお金をかける人なんだなということは分かった
ブランドのマークがあることで
印象が一段アップするのは確かだと思う
シャツでいえば、たとえば銀座英國屋の仕立てシャツが外から見て分かるマークがついてるわけではないし、しかも値段いくらと分かるわけではない。
ラルフローレンなどは有名だけれど
ゼニアにそんな分かりやすくて目立つマークがあるわけでもない。
ゼニアは服地メーカーだからだろうか。
有名仕立屋さんで修行して
独立開業した人は
生地にゼニアを使い自分で作るので、何もマークなどはない。
内側にお店の縫い付けとゼニアの縫い付けがあるけれど
外から見て分かるものではない
そんな状況であるがエルメスとかシャネルとか分かりやすい系も結構ある
その小さな印が商品価値を高める理由は
物理的な特性ではなくて
ただもう心理的な共有概念である
ブランドの安売りはブランド価値を損なうので禁止するというのは
自由市場を損なっているのではないか
いずれにしても小さなマーク一つに晴れがましさを感じていた
若い頃が懐かしい
そういう一つ一つのことを味わい直したい